動 悸

動 悸

動 悸

動 悸

動悸とは、普段より心臓の鼓動が強く、または速くなる感じたり、脈が不規則になる感じたりする症状を指します。
通常、運動や緊張、興奮などの時には自然な反応として起こりますが、継続的に起こる場合や不快感や不安を伴う場合は注意が必要です。

このような症状でお困りではありませんか?

•通勤時の電車に乗ると動悸がする
•仕事中に動悸や胸の不快感がたまにある
•夜寝る前に動悸がして眠れない
•何もしていないのに心臓がドキドキする感じがする
•なんとなく呼吸が浅く息苦しい

このような症状を感じた時、考えられる原因は、以下のようなものがあります。

【動悸を引き起こす要因】

心臓が原因による動悸

動悸の原因となる心臓の病気には、以下のようなものがあります。
不整脈
不整脈にはさまざまな種類がありますが、脈が速すぎる・遅すぎる、リズムが規則正しくなく乱れているなど、脈の異常を動悸として自覚する場合があります。
脈が極端に速かったり遅かったりすると血圧が低下し、めまいや吐き気、冷や汗などの症状を伴うこともあります。

心不全
心不全とは、血液を送り出す心臓の機能が低下した状態です。症状は多岐に渡りますが、動悸や息苦しさ、疲れやすさ、急激な体重の増加、足のむくみといった症状が代表的です。

※上記の「心臓が原因による動悸」に関しては、まずは専門の医療機関の受診を早めにお勧め致します。

心臓以外の原因による動悸

心臓以外の身体的原因がある場合もあり、下記のような原因で脈が速くなって動悸を感じることがあります。
ストレスや不安
心理的な要因が一番一般的な動悸の原因として挙げられます。

貧 血
貧血とは、なんらかの原因により体中に十分な酸素を届けるために血液や血液の成分(赤血球やヘモグロビン)が不足している状態です。
動悸の他に、めまい、頭痛、息切れ、疲れやすい、顔色が悪いなどのさまざまな症状が現れます。

低血糖
血糖値が下がりすぎた状態である低血糖は、極端なダイエットや糖尿病治療薬などの副作用で引き起こされます。動悸のほかに現れる症状としては、空腹感、あくび、手の震え、発汗(冷や汗)、頭痛などがあります。

甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は甲状腺の働きが過剰になり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう状態です。
症状としては、脈が速い(頻脈)、不整脈、手の震え、食欲が増えるにもかかわらず体重は減少する、大量発汗、息切れなどが見られます。

脱 水
体の中の水分が足りていない状態である脱水になると、動悸、口の渇きや喉の渇き、トイレの回数が極端に減る、熱のこもった感じがするなどの症状が現れます。

更年期
女性ホルモンは脳の視床下部からの命令によって卵巣から分泌されており、更年期になると、その卵巣機能が低下して視床下部からの命令がうまく伝達されなくなります。このような状態になると、自律神経に深く関与する視床下部が正常に機能しなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。心拍は、自律神経によってコントロールされているため、動悸などの症状が引き起こされます。

薬物の副作用
一部の薬物は動悸を引き起こす可能性があります。

※上記の「心臓以外の原因による動悸」は当院での施術で対応可能となっております。

動悸を感じることが長く続いたり、動悸以外の症状も現れたりする場合や、1分間に100回以上の心拍数が計測される場合は、心臓や肺、呼吸器の病気が潜んでいるおそれもあるので、そのような症状が長く続く場合は病院でのご相談をお勧め致します。

日常での注意点

●十分な睡眠を取る
●疲労をためないように心掛け、ストレスを上手に発散し、リラックスする時間を持つ
●バランスの取れた食事をする
●カフェインを摂りすぎない
●アルコールを控える
●たばこを控える
●激しい運動は控える

動悸と鍼灸治療

鍼灸が動悸に効果があるとされる理由は複数あります。鍼灸は東洋医学を用いて行う治療法であり、身体の気血のバランスを整えることを目的としています。また動悸は自律神経の乱れにより、主に交感神経が過剰に働いてしまっている時に症状が出やすい状態です。
その交感神経と副交感神経のバランスがうまく整えるアプローチをしていきます。
以下に、鍼灸が動悸に効果がある理由をいくつか挙げます。

自律神経の調整
鍼灸は自律神経系を調整する作用があります。動悸は時に交感神経が過剰に反応することによって引き起こされることがあります。鍼灸によって交感神経と副交感神経のバランスが整えられることで、心拍数や血圧の調整に効果があります。

液循環の改善
鍼灸刺激により血液循環を促進し、血流を改善する効果があります。これにより、心臓に適切な酸素や栄養素が供給され、心臓の機能の改善につながります。

ストレス緩和
鍼灸はストレスや不安を和らげる作用があります。心理的な要因が動悸を引き起こす場合、鍼灸を受けることでリラクゼーション効果が得られ、動悸を緩和につながります。

内臓機能の調整
鍼灸は内臓機能を調整する作用があります。動悸が胃腸の不調や甲状腺の問題などに関連している場合、鍼灸によってこれらの内臓の機能を整えることができ、動悸の改善につながります。

鍼灸療法は個人によって効果は異なります。症状や個人の状態に合わせた治療計画を立てることが重要です。
鍼灸治療は全身症状の改善を目標としています。体力を回復し、気血の循環をよくします。

もしあなたがこのような症状に悩まされているなら、ぜひ当院にご相談ください。私たちは専門的な治療や対処法を提供し、あなたの健康をサポートします。

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