肩こり・首こり

肩こり・首こり

肩こり・首こり

肩こり・首こり

肩こりは、首や肩、肩甲骨周りの筋肉が固まってしまうことで起こります。
人間は2本の足での歩行ができるようになり、首や腰に負担がかかりやすい体勢になりました。首から肩にかけての筋肉が姿勢を保つために緊張し、血行が悪くなって、重く感じるのが肩こりです。
肩こりを引き起こす主な要因としては、筋肉疲労と血行不良、末梢神経の傷などが挙げられます。それらの要因が単独、または、互いに関連し合いながら肩こりを引き起こします。
首と肩の周辺には、さまざまな筋肉があります。これらの筋肉は重い頭や腕を支えているだけで、緊張し続けています。
成人の頭の重さは約 4~6kg あり、うつむくだけで、頭の重さの数倍の負荷が首にかかります。 首が前に傾くほど頚椎にかかる負荷は増え、 もっとも姿勢が悪いと 27kgの負荷になります。
また、人間の腕の重さは平均的に両腕を合わせると約10キロもあり、その腕が前方にぶら下がっているので、自ずとその重さの負担は肩から首に掛かります。
緊張が続くと筋肉が疲れて疲労物質がたまり硬くなります。それが血管を圧迫して血液の循環を悪くしたり、末梢神経を傷つけたりして、凝りや痛みを起こします。また、血行不良になると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、筋肉に疲労がたまって、ますます筋肉が硬くなってしまいます。

ただでさえ首や肩の筋肉には負担が掛かるのに、パソコンやスマートフォンなどで腕を使う作業、首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をしていると、肩への負担は一層かかってしまいます。
また肩こりが悪化すると、頭部や頚部の筋肉に過度な緊張が加わることで血流不足が起こり、頭蓋骨を覆う筋膜の感受性が増大し、痛みを感じる神経が刺激され、締めつけられる感じで「ヘルメットをかぶったような圧迫感」「はちまきで締め付けられるようなギューっとした痛み」などと表現される頭痛が現れてしまうこともあります。
つまり、首や肩、背中にかけての筋肉のコリやハリが、頭に強い圧迫感を伴う痛みを引き起こしているわけです。

肩こりの原因

肩こりの原因

【運動不足による筋肉疲労と血行不良】
日頃から体を動かしていないと、筋肉が普段使われないので、筋肉の緊張や疲労が起こりやすく、肩や首筋がこります。さらに、運動不足は血行不良を招き、肩こりの発症の原因になります。

【同じ姿勢でのデスクワーク】
同じ姿勢で長時間パソコンに向かっていることで、首や肩周辺の筋肉に緊張が続き、肩こりの症状があらわれます。

【眼精疲労】
パソコン、携帯電話などによる長時間にわたる目の酷使や、メガネの度が合っていないなどの慢性的な目の筋肉の緊張や疲労が、首のこりや肩こりの症状を引き起こすことがあります。

【ストレスによる緊張】
肉体や精神にストレスを受けると、筋肉を緊張させる自律神経の働きが活発になります。そのため、肩周辺の筋肉が緊張し、肩こりが起こります。一時的なものであれば問題ありませんが、連日ストレスにさらされ筋肉に過剰な緊張状態が続くと、肩こりが慢性化することがあります。

【寒さによる肩の筋肉の緊張、自律神経の乱れ】
寒い場所や冷房の効いた部屋でずっと過ごしていると体に不自然な力が入り、筋肉が緊張します。さらに、寒さによって自律神経の乱れを引き起こすために、筋肉の緊張が強まり、肩こりの原因となります。

日常生活でできる予防法

日常生活でできる予防法

【体を動かして血行を良くする】
体に負担が少なく、全身の筋肉をバランス良く使う運動を、少しずつでも行うようにしましょう。ウォーキングやサイクリング、水中ウォーキング、ストレッチ、ラジオ体操などがおすすめです。

【肩や首を冷やさない】
夏のエアコンによる冷やしすぎや、冬の寒さに身を縮める筋肉の緊張は、肩こりの原因です。
冷気をなるべく避け、蒸しタオルやカイロなどを使って、肩と首を温めましょう。

【仕事の環境を見直す】
パソコンの画面との距離は40cm以上離し、目線が下になるように位置を調節しましょう。そして、背筋を伸ばして椅子に深く腰掛け、キーボードは自然に手をおいたときに、ひじの角度が90~100度くらいになるようにしましょう。デスクワークが続く場合は、1時間に1回は伸びをするようにしましょう。

【効果的な入浴で血行を良くする】
38~40℃くらいのぬるめのお湯にゆったりとつかり、血行を良くしましょう。お風呂からあがったら、水気をよく拭いて湯冷めしないように気をつけましょう。

鍼灸と肩こり

鍼灸と肩こり

【筋肉の緊張が緩む】
鍼は凝り固まった筋肉に対して直接アプローチすることで、鍼灸の作用である血管を拡張させ血流を促進させる働きが高まります。
血流が改善されることで、筋肉に酸素が運ばれ、ほぐれていきます。同時に痛みを引き起こす発痛物質も流され、痛みが和らぎます。

【内臓の働きの改善】
鍼灸治療では、こりがある部分だけではなく、手や足、背中のツボにも鍼やお灸をします。
ツボに刺激を与えることで、体の反応により内臓の働きが活性化されます。内臓の働きが活発になると体全身の代謝が上がり、血流循環が改善します。

【自律神経のバランスを整える】
身体全体に鍼やお灸をすることにより、自律神経の乱れを調整することができます。
肩こりは自律神経の乱れによっても引き起こされることもあり、鍼灸でバランスを良くしてあげることで、血管が拡張して血行が良くなります。自律神経が整うことでリラックス効果もあります。

当院で行う肩こりの施術は、肩や首まわりの施術とともに
全体のバランスを整える治療を行います。

当院で行う肩こりの施術は、肩や首まわりの施術とともに全体のバランスを整える治療を行います。

当院で行う肩こりの施術は、肩や首まわりの施術とともに全体のバランスを整える治療を行います。そうすることで、つらい肩こりから解放され、健康で快適な生活を送ることができるのです。正しい知識で、的確な治療をおこなえば肩こりは改善できます。
「肩こりをほぐす」だけではなく、「こりにくい体にする」ことを目指しましょう。

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