ドライアイ

ドライアイ

ドライアイ

涙は目を守ってくれる重要な物質。そのためには「安定した涙」が必要です。
<不安定な涙>
疲れやすいし、物もみえにくい。
<安定した涙>
見やすいし、ホコリ・ゴミ・乾燥から守ってもらえる!

涙は目を守るための大切なもの
「涙」は目の表面をおおい、目を守るバリアのようなはたらきをしています。
ドライアイの要因には様々なものがあります。特にパソコン、コンタクトレンズ、エアコンなどを使用することで涙が蒸発しやすく、不安定になり、目の表面の細胞を傷つけてしまいます。また、「まばたき」は、涙の分泌を促す刺激となって涙を出したり、目の表面に涙を均等に行きわたらせるはたらきを担っています。

<涙のはたらき>
・乾燥防止
・洗浄
・殺菌
・栄養補給
・目が鮮明な像を結べるよう黒目の表面を滑らかに保つ

涙は「水分」と「ムチン」という物質によって構成されており、両方のバランスの良い涙が質の良い涙といわれています。
ムチンは、水分を目の表面にとどまらせるなどのはたらきを担っています。

ドライアイってどんな病気?
ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなり、目の表面に傷が生じる病気です。高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイ患者さんも増えており、その数は2200万人ともいわれています。

ドライアイは物の見やすさ(視機能)にも影響
ドライアイの方は、視力が良くても「ものがかすんで見える」など、見え方に影響がでる場合があります。それは様々な要因によって、涙が不安定になるために起きる現象で、視力検査の「C」のマークがかすんで見えるようなケースです。

ドライアイでつらい目の症状は?
ドライアイの方は、目が乾くなど典型的なドライアイ症状だけでなく、様々な症状に悩まされています。

<主なドライアイの症状>
・目が疲れやすい
・目が乾く
・物がかすんで見える
・目が乾いた感じかする
・ゴロゴロする
・何となく不快感がある

<ドライアイ チェックシート>
下記の症状にチェックを入れてみてください。軽い症状でも長期間なくならない症状にはチェックを入れてください。
(チェック項目が5つ以上ならドライアイの可能性があります。)
□ものがかすんで見える
□重たい感じがする
□目が痛い
□光を見るとまぶしい
□目が赤い
□涙が出る
□何となく目に不快感がある
□目がかゆい
□目ヤニがでる
□目が疲れる
□目が乾いた感じがする
□目がゴロゴロする

<10秒チェック>
10秒以上目を開けていられない、まばたきの回数が多い(40回/分以上)場合は、ドライアイの可能性があります。

ドライアイを引き起こす要因は?
ドライアイに要因は、シェーグレン症候群などの全身疾患のほかに、加齢、コンタクトレンズの装用、長時間にわたるパソコンやスマートフォンの使用でまばたきの回数が少なくなっている時などが考えられます。そのほか、喫煙などもドライアイの要因になることがあります。
(加齢・コンタクトレンズの装用・長時間にわたるデジタル機器の使用・ストレスが多い状況・乾燥した部屋)

目にやさしい日常生活のポイント
・1時間に15分はコピーをとるなど目を休め、ほかの体を動かす作業を交えて休憩を!
・パソコン画面から約40cm以上の視距離を確保できるようにし画面は目よりも下方に!
・エアコンがきいている部屋は目が乾きやすいため、加湿器などで保湿を!

鍼灸は ドライアイの症状 を緩和する効果があります。
1.血液循環の促進
特定の経絡やツボに鍼をすることで、血液循環を促進します。ドライアイは、目の周囲の血流不足が原因の一つとされています。鍼灸によって刺激された経絡やツボによって血液の流れが改善されることで、目に必要な栄養や酸素の供給が増え、目の乾燥状態が改善されます。

2.神経の調整
鍼灸は神経系にも影響を与えます。ドライアイの症状は、目の周囲の神経の異常によって引き起こされることがあります。鍼灸によって刺激されたツボや経絡は、神経系のバランスを調整し、目の症状を軽減します。

3.緊張の緩和
鍼灸は、体の緊張を緩和する効果があります。ドライアイは、長時間のデジタルデバイスの使用やストレスなどが原因となっていることがあります。鍼灸によって全身の緊張がほぐされると、目の周囲の筋肉や眼精疲労が改善され、ドライアイの症状が軽減されることが期待できます。

4.免疫力の向上
鍼灸は免疫力を向上させる効果があります。ドライアイは、眼の表面に異物が入り込むことによって引き起こされることがあります。鍼灸は免疫系を活性化させ、目の表面を保護するための免疫機能を高める効果があります。これにより、目の感染症や炎症のリスクが低下し、ドライアイの改善につながります

以上のように、鍼灸はドライアイの症状を改善するために、血液循環の促進、神経の調整、緊張の緩和、免疫力の向上などに働きかけます。
これらの効果によって、次のようなメカニズムによりドライアイの症状が緩和されると考えられます。

まず、鍼灸による血液循環の促進は、目の周囲の血流不足を改善します。鍼灸によって刺激された経絡やツボは、血液の流れをスムーズにし、目に必要な栄養や酸素の供給を増加させます。これにより、目の乾燥が軽減され、快適な状態が回復します。
さらに、鍼灸は神経系に働きかけることで、神経の調整を促します。ドライアイの症状は、目の周囲の神経の異常によって引き起こされることがあります。鍼灸によって刺激されたツボや経絡は、神経のバランスを整え、目の症状を軽減します。
また、鍼灸による緊張の緩和は、目の周囲の筋肉や眼精疲労の改善につながります。デジタルデバイスの長時間使用やストレスなどによって引き起こされる緊張は、ドライアイの症状を悪化させる要因となります。鍼灸によって全身の緊張がほぐされると、目の周囲の筋肉がリラックスし、眼の疲れも軽減されます。
最後に、鍼灸は免疫力を向上させる効果があります。ドライアイは、目の表面に異物が入り込むことによって引き起こされることがあります。鍼灸によって免疫系が活性化されると、目の表面を保護するための免疫機能が強化されます。これにより、目の感染症や炎症のリスクが低下し、ドライアイの改善につながります。
以上のように、鍼灸はドライアイの症状を改善するために、血液循環の促進、神経の調整、緊張の緩和、免疫力の向上などのメカニズムを活かして効果を発揮します。

ドライアイは放っておくと日常生活に支障をきたすことも。
何となく目に不快感や見えにくさを感じる方、疲れ目などが気になる方は是非、ご相談ください。

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