妊活の注意点
食事で摂ってはいけない物
トランス脂肪酸
・マーガリン
・ショートニング(菓子パン、ドーナツ、クッキー等)
・植物油脂(チョコレート、ポテトチップスやフライドポテトの揚げ油等)
トランス脂肪酸は細胞膜を硬くします。そのため栄養が細胞内に入っていきにくくなります。
また卵子は卵胞細胞を突き破って排卵します。硬くなった細胞膜だと、元気で力のある卵子でも卵胞細胞の膜を突き破れなくて、排卵しにくくなります。
卵の質を上げるのも大事ですが、細胞膜も柔らかくて良い状態の細胞膜を作ることも非常に重要になります。
そのためには、トランス脂肪酸を絶対に摂らないことが大事です。
柔らかい細胞膜を作るためには、オメガ3脂肪酸を摂ることをオススメします。
オメガ3とは、EPA、DHA、α−リノレン酸などの必須脂肪酸の総称です。(青魚、亜麻仁油、えごま油、くるみに多く含まれています。)
トランス脂肪酸はプラスチックに非常に近い構成でできていますので、そのことからも体にいい物とは、かけ離れています。
アメリカではマーガリンを常用していたカップルの70%が不妊に悩んでいたという報告もあります。
ニューヨーク市では、トランス脂肪酸を完全使用禁止と、2006年12月に画期的な措置を発表しました。
添加物
保存料として食品を腐らせないために使用(食中毒を起こす菌を殺菌)
そのため腸内にいる、生きているために大事な常在菌にも影響します。
腸内にいる良い常在菌が腸内環境を司っています。その良い常在菌が保存料の影響を受けると、徐々に腸内環境が乱れてきます。
すると身体の中はすべて繋がっていますので、腸内環境が乱れると、子宮内環境にも影響します。
子宮内にも良い常在菌がいて、善玉乳酸菌であるラクトバチルスが子宮内に存在する菌の90%以上の割合を占めている方では、着床率・妊娠率・妊娠継続率・出産率が高くなるということを、臨床研究によって確認されています。この乳酸菌が保存料の影響で少なくなると、子宮内環境が乱れ妊娠しにくくなり、また着床不全や不育症などの原因にもなります。
腸内環境が整ってくれば、子宮内環境も良くなっていきます。
しかし日本は添加物天国でほとんどの食品には添加物が多く含まれています。極力、添加物の少ない食品を選ぶことが大事です。