月経前の不快な症状もあきらめないで!
月経前の不快な症状もあきらめないで!
月経が始まる数日前から、イライラしたり、気分が落ち込んだり、頭痛、腹痛、肩こり、むくみ、乳房の張りや痛みなど、さまざまな身体的、精神的、あるいは行動的症候により、対人関係や日常生活に支障をきたす場合もあります。このような症状は月経前緊張症(PMS)と呼ばれ、ホルモンのバランスが崩れて起こるのではないかと考えられています。
約1ヶ月の月経周期の間にも女性ホルモンは劇的に変動し、この女性ホルモンの変動はこころとからだに影響します。特に、月経前の黄体期にはエストロゲンとプロゲステロンの急激な低下により、さまざまな精神的・身体的症状があらわれます。
月経周期と連動するPMSは、月経が始まる思春期頃から症状が出始める人もいます。また、年齢とともに月経の回数を重ねることで、症状が強くなっていく傾向があるようです。
日常生活での予防法
日常生活での予防法
●疲れをためないように、十分な睡眠をとりましょう。
●入浴や軽い運動で血のめぐりを良くするように心がけましょう。
●食生活に気をつけましょう。マグネシウム不足にならないように魚介類、海藻類、大豆製品などをとり、ビタミンB6を多く含むバナナやレバーなどの食品を積極的にとりましょう。逆に脂肪、糖類、動物性タンパク質は控えめにしましょう。過剰な塩分、カフェイン、アルコールも控えた方がよいでしょう。
原因としては、経血に血の塊が多く、のぼせ、イライラがあり、腹痛がひどい等の「血」の流れが悪くなった状態や、冷えやすく、貧血、めまい、手足のむくみ等がある状態や、疲れやすく、抑うつ感、不眠などの精神が不安定な状態などさまざまです。
鍼灸治療は、個人の体質や症状に合わせた全身症状の改善を目標としています。体力を回復し、気血の循環をよくします。