生理痛

生理痛

生理痛

生理痛は、主に生理時やその前後に起こる下腹部や腰などの痛みを指します。生理痛はしばしば頭痛、下肢の重だるさや不快感、発熱、吐気と嘔吐、下痢軟便傾向など多様な症状と併せて現れる場合があります。
女性のカラダは初潮で生理が始まってから、約毎月1回生理と付き合っているのですが、生理痛はあって当たり前と思っている方もいらっしゃるかもれませんが、そうではありません。無い方がいいのですし、健康であれば無いのが普通なのです。
生理痛がひどい方はたくさんいらっしゃいます。生理の前からお腹周りが重たくなって、生理が始まると痛みで仕事もできない。鎮痛剤を飲まないと動くことすらできない。という方も非常に多いのです。
生理の理想的な経血は、鮮やかな鮮血で色が濃い黒い色よりも鮮やかな色、普通の血の色。そういう色がベストです。
経血の色が濃いということは、血液が出血してから時間が経っているということで、血液が酸化して色が濃く(黒く)なってきているのです。そしてその経血の中に黒いゼリー状の塊が混ざる方がいらっしゃいますが、この塊がいつできるかというと、生理が始まって平均5~7日で生理が終わりますが、この間に経血が固まる事は考えにくいです。ということは生理の時に出てくるこの黒い塊は実は前の周期の生理の経血が残っている可能性があります。前の生理のときに出し切れなかった経血が子宮に残ってしまい酸化することで、黒く固まってしまいます。ですから生理はその周期の経血は全て出し切ることが大事です。
生理というのは、子宮自体が筋肉でできています。子宮の中の深層にあたる基底層があり、その基底層の上に一般的に言われる子宮内膜である機能層があります。機能層が内膜として厚くなっていくのですが、妊娠が成立しなかった場合、その機能層が毎回入れ替わるために生理が起こると経血として剥がれ落ちていきます。

ですから機能層(内膜)がしっかり厚く柔らかい内膜ができていると、その分経血量もしっかりあり、黒くなくてきれいな経血の色で生理が起こります。このときに大事なのが、剥がれ落ちる時に子宮は筋肉ですので妊娠しなかった場合に子宮の筋肉が収縮することで子宮内膜が剥がれ落ちるので、子宮の収縮力が大事になってきます。子宮の収縮力を上げていくためには血流を良くすることが大事です。血流を良くすることで子宮を温めることに繋がります。
子宮の収縮力が弱まっていることで、子宮内膜がしっかり剥がれ落ちないのです。それが痛みの原因でもあります。特に生理痛で2日目がつらい方が多いと思います。
それは1日目に内膜が剥がれかかって、子宮の収縮力がないことで2日目からなかなか剥がれ落ちないということで、時間が掛かってしまい、プロスタグランジンという発痛物質がたくさん出てしまうことで痛みが出てしまいます。
ですから子宮に収縮力がしっかりあれば、当然生理2日目で内膜がしっかり剥がれ落ちて出ていくので、生理痛も軽減されることになります。
子宮の筋肉の収縮力を高めるためには、子宮を温めることです。これは血流を良くすることによって、血の巡りがよくなって子宮が温まる作用を起こしてくれます。
血流を良くするためには、適度な運動も必要です。お腹を冷さない事と、子宮に送る血液が鼠径部のところで子宮に行く動脈と下肢に行く動脈に分かれます。鼠径部を熱すぎないように温めることも大事になってきます。
食事も大事で、体を構成している一番の栄養素はタンパク質です。血液もタンパク質、筋肉もタンパク質なので、良いタンパク質を摂ること、そしてそれを補う栄養素もしっかり摂ることが大事になります。

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