次に『黒いクマ』は目のまわりにある筋肉の筋力低下により、お肌の弾力不足で目の下がたるんで影になってできるクマです。加齢により筋肉が衰えてくると、くぼんで黒く見える場合もあります。
お顔まわり、目のまわりの筋肉に直接鍼で刺激をあたえ、筋肉の弾力性を取り戻し、お肌のはりに重要なコラーゲンと弾力性（プルプルの肌）に重要なエラスチン、潤いに重要なヒアルロン酸の生成を促します。定期的に施術を受けることで、筋肉とお肌のはりを保ち、クマの予防につながります。
もう1つは『茶色いクマ』で、皮膚の色素沈着や角質の肥厚によっておこるクマです。色素沈着は、紫外線や加齢、ホルモンバランスの乱れ、皮膚炎、目に下をこすったりする摩擦などの刺激などにより、局所的に色素が沈着したままになってしまい、クマになってしまうのです。
人間の若々しい肌、健康な肌は約28日周期でターンオーバーすると言われています。メラニン色素は次々と皮膚の中で生成されますが、正常な皮膚ではターンオーバーによって排泄されていきます。しかしこのメカニズムがうまくいかなくなると、通常の数倍の日数を経ても再生せず、老いてくすんだままになっていきます。美容鍼をすることで、血液循環が良くなり代謝が上がるため、肌のターンオーバーを促して正常はサイクルに戻し、今ある肌の下から新しい綺麗な皮膚を作っていきます。このクマが目立たなくなるまでには時間がかかる場合がありますので、焦らず続けていくことが大切です。