10月に入り、朝晩の冷え込みや日中との寒暖差が大きくなる季節になりました。こうした「季節の変わり目」は、体が環境の変化にうまく対応できず、風邪をひきやすくなる時期です。特に、夏の疲れを残したまま秋を迎えると、免疫力が下がりやすく注意が必要です。

•気温差による自律神経の乱れ
寒暖差で体温調整がスムーズにいかず、抵抗力が低下。
•空気の乾燥
のどや鼻の粘膜が乾燥し、ウイルスが侵入しやすくなる。
•夏の疲労の蓄積
冷たい飲み物や冷房の影響で胃腸が弱り、免疫機能が落ちやすい。

1. 体を冷やさない
・朝晩は軽く羽織れる上着を用意する
・首・足首・お腹を冷やさないよう意識する
2. 栄養と睡眠をしっかり取る
・旬の野菜や果物でビタミンを補給
・早めに寝て体力を回復させる
3. 加湿とこまめな水分補給
・加湿器や濡れタオルで部屋の湿度を保つ
・常温の水やお茶でのどを潤す
4. 適度な運動で免疫力アップ
・ウォーキングやストレッチで血流を良くする
・体を動かすことで自律神経も安定しやすくなる

東洋医学では、風邪は「外邪（がいじゃ）」＝外から侵入する邪気が原因とされます。
特に秋は「燥邪（そうじゃ／乾燥の邪気）」が強まるため、のどや肺を潤すことが大切です。

おすすめの養生法
• 白い食材（大根・梨・百合根・はちみつ など）は、肺を潤す
• ツボ刺激（風池・合谷・足三里 など）で免疫力を高める
• 美容や体質改善を兼ねて、鍼灸で全身のバランスを整えるのも有効

季節の変わり目は、体が気候の変化に振り回されやすく、風邪をひきやすい時期です。
「冷やさない・潤す・休む」を意識しながら、日々の生活で体調を整えましょう。鍼灸は自律神経を安定させ、免疫力を高めるサポートにも役立ちます。

「最近風邪をひきやすい」　「疲れがなかなか取れない」　「体調が安定しない」――そんなお悩みはありませんか？
当院では、お一人おひとりの体質に合わせた鍼灸施術で、免疫力を高め、季節の変化に負けない体づくりをお手伝いしています。
初めての方も安心してご相談いただけます。
秋を健やかに過ごすために、ぜひお気軽にご利用ください。