8月 4, 2025

夏の不眠

夏の不眠

夏の不眠に悩んでいませんか?

「寝つけない」、「途中で目が覚める」、「朝スッキリ起きられない」そんな不眠の悩みが、夏になると特に増えてきます。
実は、夏の不眠には“季節特有の原因”があります。
放っておくと、疲労が取れない・免疫が下がる・自律神経が乱れるなど、体調全体に悪影響が及びかねません。
今回は、夏の不眠の原因・対処法・東洋医学の考え方についてご紹介します。

なぜ夏に不眠が増えるの?

1. 暑さによる寝苦しさ
体温が下がることで人は自然に眠りに入りますが、気温が高いままだと体温がうまく下がらず、入眠しづらくなります。

2. エアコンによる冷えと自律神経の乱れ
寝室の冷えすぎや、冷風の直撃で身体が冷えると、逆に寝つきが悪くなることも。室温の急激な変化は、自律神経を乱す原因に。

3. 寝る前のスマホ・カフェイン・夜食
寝苦しいからと遅くまでスマホを見たり、冷たいカフェイン飲料を飲んだり…その行動が睡眠リズムを乱している可能性もあります。

東洋医学で見る「夏の不眠」

東洋医学では、夏は“心(しん)”が疲れやすい季節と考えられています。
「心」は精神活動や睡眠をつかさどる重要な臓腑であり、心が熱によって乱されると、「眠れない」「夢が多い」「不安で目が覚める」といった不眠につながります。
また、汗をかきすぎて気や陰(潤い)を失うことも、身体の落ち着きを奪い、眠りにくくなる要因です。

夏の不眠を防ぐ・改善する日常のポイント

◉ 寝室の温度と湿度を整える
冷房は26~28℃、湿度50~60%前後を目安に。タイマーを使い、体を冷やしすぎないようにしましょう。

◉ 就寝前のルーティンを整える
ぬるめのお風呂で体温を一度上げ、その後自然に下げていくことで眠りやすくなります。スマホやTVは寝る30分前にはOFFを。

◉ 冷たい飲食物を摂りすぎない
胃腸が冷えると体内の「気」の巡りが滞り、不眠の原因に。温かい飲み物やスープなどを日中から意識的に摂りましょう。

鍼灸で整える「眠れる体」

鍼灸では、不眠の原因となる自律神経の乱れや“心”の不調、冷えや気の不足にアプローチできます。
•副交感神経を優位にしてリラックス
•気血の流れを整えて全身の巡りを改善
•胃腸の働きを助けて、内側から落ち着いた身体に導く
「自然に眠れる力」を取り戻すサポートとして、鍼灸はとても相性が良いケアです。

こんな方はぜひご相談ください

☑ 夏になると決まって眠れなくなる
☑ 寝ても疲れが取れない
☑ イライラ・不安・ストレスが強い
☑ 寝起きから体が重い

夏の不眠は我慢せず、早めのケアが大切です。
当院では、体質やお悩みに合わせた施術をご提案しています。お気軽にご相談ください。

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