9月なりましたがまだまだ日中は暑い日が続きますね!
夏の暑さで体力が落ちると「ちょっと貧血気味で・・・」と訴える女性が増えてきます。欧米女性に比べ日本人女性の貧血は3倍という報告もあります。
貧血とは、血液が『少なく』なることではなく、血液が『薄く』なることです。その原因の多くは鉄分欠乏症あるといえるでしょう。人間の血液が赤いのは、赤血球の中のヘモグロビン(鉄を含むタンパク質)が含まれているからです。ヘモグロビンは肺から体の隅々まで酸素を運ぶ役割を担っています。鉄分が不足するとヘモグロビンが十分に作られず、血液中の酸素量が減り、酸素を全身に供給できなくなります。その結果、体がだるい、頭が重い、頭痛がする、めまいがするといった症状が現れます。特に女性は1回の月経で約30mgの鉄分が排出されていますので、補給しなければ不足するのは明確です。
また、鉄分だけ摂取すればいいという訳ではありません。
血をつくるために必要な栄養素である、たんぱく質や鉄、ビタミンB6、ビタミンB12や、鉄の吸収を良くするビタミンC、葉酸の摂取が必要なのです!
◆鉄分を多く含む食品
レバ-や赤身の肉類、あさり、かき、血合いの多い魚、大豆製品、緑黄色野菜、海藻など
◆たんぱく質
魚、肉、卵、大豆製品、乳製品など
◆ビタミンB12
レバ-、魚の血合い、納豆など
◆ビタミンB6
いわし、かれい、卵黄など
◆ビタミンC
野菜、いも、果物など
◆葉酸
レバー、じゃがいも、ほうれん草などの緑黄色野菜など
◆銅
貝類、レバ-、ごまなど
バランスの良い食事とることが大事になります。
【貧血と鍼灸治療】
血液は内臓で作られるます。鍼灸治療により自律神経を整え、内臓の働きを正常な状態へと戻して、造血と血液の巡りを改善することで、貧血にも効果があるとされています。