■目のかゆみや鼻のむずむず
スギ花粉が飛散する時期がやってきました。
花粉症の備えは万全ですか? 毎春、花粉症で悩まされる方も、まだ発症していない方も、テレビやインターネットなどで花粉情報をチェックし、しっかりと花粉症対策をとりましょう。
■花粉症の症状は
花粉症では、くしゃみ・鼻水などの症状が多く見られるほか、さまざまな症状が現れます。
• くしゃみ、鼻水、鼻づまり
• 目のかゆみ、涙目、目の充血
• 喉のかゆみ
• 顔や首の肌荒れ、皮膚炎
• 頭が重い・頭痛、だるい、熱っぽい、寒気、イライラする、消化不良・食欲不振などの全身症状
■実践したい花粉症対策
1. 飛散量の多い日はマスク・メガネを
マスクは鼻のなかに花粉が侵入するのを防ぎます。目には花粉防御用メガネもありますが、通常のメガネでもある程度、目に入るのを防ぐ効果が期待できます。
2. 服装にもちょっと工夫を
ニットあるいは毛織物の上着やコートよりも、生地の表面がスベスベしたポリエステルなどのほうが、衣服に花粉がつきにくくなります。
3. 外出先から戻ったとき
玄関先で花粉を払い落してから、家の中に入りましょう。また、忘れずにうがいをして、手と顔を洗いましょう。
4. 洗濯や布団干しをするとき
洗濯物は室内に干すか、乾燥機を利用しましょう。布団を外に干す場合は花粉を払い落としてから、取り込みましょう。
5. 室内を掃除するとき
掃除の際、花粉を舞い上げないよう、まず拭き掃除をし、その後で掃除機をかけましょう。
■予防のための生活習慣
疲労や睡眠不足が体調に影響して、アレルギー反応が起きやすくなります。日ごろから栄養のバランスがとれた食事、規則正しい生活、十分な睡眠を心がけましょう。
食事の面で、免疫機能の維持や目・鼻の粘膜を保護するためには、大葉や青魚、トマトなどの食材を取り入れることが有効です。また、辛味があり、体を温めるネギ、ニラ、ショウガ、大葉、ウドなどは、花粉症の症状を緩和します。
■花粉症と鍼灸治療
①投薬治療とは違い、副作用や眠気がない
• 「薬を飲むと眠気が心配・・・」というドライバーさんや妊娠中・授乳中の方にも安心です。
②体質改善による症状の改善(長期的な効果が期待)
• 定期的に継続して治療を続けることにより、免疫力アップとなり体質改善が可能です。
• 花粉へのアレルギー反応を抑制できます。
• 去年より今年、今年より来年・・・と症状が軽減していきます。
③治療後の効果が期待(短期的の効果)
• 鍼で鼻の周囲のツボに刺激を与え即効性の効果があります。