冬になると「なんだか腰が痛い……」と腰痛で苦しむ人が増えます。
そんな「腰痛持ち」の皆さん、その痛みの原因は何？
お風呂に入って体が温かくなると、腰の痛みが楽になる方は筋肉が凝り固まったことで起こる腰痛のタイプです。しかし冬で寒さが厳しくなると筋肉が勝手にギューッと縮こまってしまい、より一層凝りが強くなってしまいます。このようなタイプは、冷えが増悪させる腰痛だと考えられます。
寒い季節の冷えによって悪化する腰痛対策は、当然ですが冷やさないことが重要です。そこで、簡単にできる腰痛対策の中から、効果の高いものをいくつかピックアップしてみました。

【仕事での対策】
デスクワークや立ち仕事など長い時間、同じ姿勢が続く場合、寒さに関わらず、体の筋肉を常に緊張させ、血行不良になってしまいがちです。定期的に休憩をはさみ、体を動かすよう意識して、こまめに筋肉のコリをほぐす習慣をつけるようにしましょう。

【入浴での対策】
「面倒だから」とシャワーで済ませてしまうことが多い方は、できるだけお湯に浸かる日数を増やすことが必要です。シャワーだけでは体が十分に温まらず、冷えを貯め込む原因となります。

一方で、これは男性に多く見られますが、熱いお風呂に入るのが好きな人も要注意です。熱いお湯は、体の表面を急激に温めるだけで、短時間でお風呂がらあがってしまうため、体の芯まで温まりにくいです。お風呂から出るとすぐに体温は下がってしまいます。

一番効果的なのは、ぬるめのお風呂に時間をかけてゆっくり浸かることです。体が芯から温まり、筋肉のコリもほぐれやすくなります。毎回が難しければ、週に1〜2回でも、しっかりお風呂に入ることを心掛けましょう。

寒い時期のつらい腰痛には、日常生活で、できる対策を行っておくようにしましょう。