何気ないその行動、自律神経に負担大!⑤

一人で食事をする。 ➡ ✖

農林水産省の調査では、1日すべての食事を一人で食べる孤食の人の割合は11%もいます。一人で黙々と食べると早食いになり、食べ過ぎるおそれがあります。一度にたくさん食べ過ぎると、消化をつかさどる自律神経の作業が増えるだけです。手軽だからとファストフードで孤食するのは最悪。噛まずに飲み込むように食べると、消化管と自律神経にストレスが増えることになります。

孤食が自律神経に悪い理由がもうひとつあります。野生動物にとって食事は闘いの場。孤食が基本で交感神経が優位となり、満腹になるまでそれが続く。孤食はこの野生の闘争本能を呼び起こし、交感神経を興奮させることになります。昼食は同僚、夕飯は友人などと食卓を囲み、よく噛んで食べることが大事です。

何気ないその行動、自律神経に負担大! ④

会議中、飲み食いをしない。  ➡  ✖

長すぎる会議は仕事の効率を下げるだけでなく、自律神経にも悪いです。会議は緊張感を伴うため、交感神経がずっと優位になりやすいからです。

加えてロクに飲み食いせず、会議を延々と続けると血糖値が下がりやすいです。すると脳への糖質の供給が滞らないようにと、交感神経がさらに優位になり、血糖値を上げるグルカゴンというホルモンの分泌を促します。

長い会議でも合間に茶菓子を軽くつまみ、お茶でも飲んでいるなら及第点。飲み食いして胃腸が働き出すと、心身と緩める副交感神経がオンになり、交感神経とのパワーバランスの偏りが解消されやすくなります。茶菓子から糖質が入ると血糖値が上がり、交感神経の興奮も抑えられます。

何気ないその行動、自律神経に負担大! ③

1泊で弾丸温泉旅行に出かける。 ➡ ✖

忙しい日々が続くと「たまには温泉で癒されたい」と思うのが人間。1日でも休みが取れたら温泉旅行に出かけたくなりますが、弾丸旅行だと自律神経の疲れは余計に悪化します。

長時間の移動で同じ姿勢を続けると、疲労物質の代謝が滞って自律神経を参りやすいです。到着後、元を取ろうと温泉に何度も繰り返し入ると、体温調節のために自律神経がフル稼働。自律神経には迷惑でしかありません。温泉地の豊かな自然環境な自律神経を癒してくれるが、残念ながら強行軍ではその恩恵は十分得られません。自律神経を思うなら、連休を利用して余裕を持ったスケジュールを立て、温泉にも大汗をかくまで入らないように!!

何気ないその行動、自律神経に負担大! ②

集中力を高めて粘り強く仕事する。  ➡  ✖

集中力という言葉にはポジティブな響きしかないけれど、自律神経にとっては相当ネガティブです。集中力が高い緊張の元では自律神経のうち心身を活動モードにする交感神経が興奮しており、心拍や血圧を上げます。無理に集中力を高め続け、その状況が継続すると自律神経の疲弊を招きます。

野生動物は何かに没頭していると、隙を突かれて天敵に攻撃される恐れがあります。それを避けるために、「飽きた」という感情が生まれます。注意散漫になって「飽きた」と感じたら、集中力を高めずにブレイクするのが正解。それで交感神経を緩めましょう。別の作業に取り組んで気分転換を! タスクに再度取り組み、短時間の集中を断続的に繰り返した方がいいでしょう。

何気ないその行動、自律神経に負担大! ①

ベジタリアンである。  ➡  ✖

アインシュタインもスティーブ・ジョブズも、植物性食品を口にしないベジタリアンだったそうです。二人とも偉大な人物ですが、自律神経をいたわりたいなら真似しない方が賢明です。

自律神経が働き過ぎると活性酸素による酸化ダメージが蓄積します。この酸化を防いで自律神経の疲労軽減に役立つのが、イミダペプチド。鶏胸肉やカツオなど肉類や魚類に多く含まれています。肉も魚も一切食べないと決めるとイミダペプチドが摂れないので、自律神経が救えないのです。野菜のβ-カロテンや果実のビタミンC、赤ワインのポリフェノールなどの植物由来の成分にも抗酸化作用はありますが、脳内で持続的に働きにくく、自律神経の疲労軽減に果たす役割は限定的です。

生理でわかる! あなたの体質 タイプ別体質改善アドバイス ⑥ 

暑がりの

「熱邪【ねつじゃ】」タイプ

<症状>

・ニキビや肌荒れが気になる

・のぼせ、ほてり、顔が赤くなる

・目が充血しやすい

・便秘がち

・夏がつらく、暑さに弱い

・糖尿病や高血圧になりやすい

<生理のリズム>

・量は多め

・4~5日程度で、パッと始まりパッと終わる

・生理周期は早まることが多い

・鮮血のような鮮やかな赤色。濃く、粘りがある。

ポイント

・適度な運動を習慣に。脂っこい食べ物やお酒は控えて

<生活習慣・運動>

熱邪に人は、血液が多い粘っこくなりやすいので、年齢が高くなるにつれ高血圧や糖尿病になりやすくなります。普段から適度な運動の習慣をつけることが予防につながります。このタイプの人は熱が上に昇りやすいので、興奮しやすく、実際には疲れていても自分では疲れていない、体力があり元気だと思い込んでいます。あまり頑張りすぎないよう、意識してブレーキをかけた方がいいときも。

<食べ物>

トマト、きゅうり、なす、すいか、とうがんなどの、夏の旬なものや、あさり、ワカメ、豆腐などの熱を冷ます食べ物がおすすめ。とは言え、熱邪の人の場合は気虚が後ろの隠れていることも多いので、あまり冷たい物を摂りすぎると、気虚を助長してしまい、具合が悪くなることもありますので注意してください。

<ツボマッサージ>

「合谷」を反対の手の親指で押す

手の甲側で親指と人差し指の骨が合わさる所にあり、押すと少し痛みある。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 合谷.jpg

反対側の親指で、押し込むようにグーっと押します。

<これはやっちゃダメ!>

脂っこい食べ物や肉類を多く摂ると熱が体に溜まり、熱邪を助長してしまいます。あまり食べ過ぎないよう心掛けましょう。またアルコール類や辛い刺激のあるものも同じ作用があるので、控えめに!

生理でわかる! あなたの体質 タイプ別体質改善アドバイス ⑤ 

寒がりの

「寒邪【かんじゃ】」タイプ

<症状>

・生理痛が激しい

・お腹や腰まわりの冷えが気になる

・冷えると足がだるくなり浮腫みやすい、関節が痛む

・寒い日に体調が悪くなる

<生理のリズム>

・量は多め

・7日以上だらだら続く

・生理周期は遅れぎみ

・経血の色は、黒っぽい赤色。レバー状の塊がある。

ポイント

・生理中の冷えは大敵。体を温める食べ物を摂りましょう

<生活習慣・運動>

生理中は、普段より体が冷えやすく、寒邪が悪化しやすくなります。この時期には注意して体を冷さないように工夫しましょう。特に冷えやすい下半身をしっかりガードしてください。上半身だけ厚着してもあまり効果はありません。寒邪タイプに人はできれば生理中はスカートをやめてパンツスタイルにしましょう。また体を温めるツボが集中している尾てい骨あたりや下腹部に使い捨てカイロを貼って、温めるのも効果的。入浴時には、ぬるめのお湯にゆっくりつかって、体の芯まで温めましょう。

<食べ物>

唐辛子、しょうが、ねぎ、にんにく、ニラなど体を温める食べ物を普段の食事に上手く利用しましょう。そうめんや冷ややっこには、こうした薬味を必ず添えて体を冷さないように工夫しましょう。黒砂糖も体を温める働きがあるので、料理に使う砂糖を黒砂糖に替えるのもいいでしょう。また紅茶やシナモンも体を温めるのでシナモンミルクティーにして飲むのもおすすめです。

<ツボマッサージ>

「腎兪」にカイロを貼ったり、シャワーを当てて温める

背面のおへその高さにあり、背骨の両横にある筋肉の盛り上がった所にあるツボ

腰に使い捨てカイロを貼ったり、シャワーを当てて温めて冷えを取りましょう。

<これはやっちゃダメ!>

生理中の冷たいものは厳禁。寒邪をひどくしてしまいます。夏でも特に冷えの入りやすい生理中には生野菜や冷たいジュースや飲み物は控えましょう。また素足にミニスカートなど、足や腰などを冷す服装はもってのほか。冬の寒さだけでなく、夏場の冷房の冷えにも注意してください。スカーフや膝掛けなどを使って冷えから体を守りましょう。

生理でわかる! あなたの体質 タイプ別体質改善アドバイス ④ 

気が足りない

「気虚【ききょ】」タイプ

<症状>

・不正出血になりやすい

・生理周期が短くなる

・抵抗力がなく、風邪をひきやすい

・胃腸が弱く、下痢しやすい

・顔色が青白く、寒がり

・筋肉がたむみやすい

<生理のリズム>

・量は少なめ

・4~5日で正常。だるく、ねむい

・生理周期は以前に比べて短い

・経血の色は、薄い赤色、水っぽくサラッとしている

ポイント

・朝食にはしっかり主食を食べ、過労を避けて充分に睡眠をとる。

<生活習慣・運動>

一日のエネルギーを補うため、まずは朝食をしっかり摂ることが大事です。東洋医学的には気は特に主食からくると考えます。朝食を摂ることで、新陳代謝を高め、気を補うのに繋がります。朝食には、穀物、いも類、豆類などの主食を欠かさず摂りましょう。できれば米にあわ、ひえ、きび、麦などの雑穀を混ぜて食べると、より補気作用(気を補う)は高まります。朝が忙しい人は、雑穀類とドライフルーツ、ナッツが一緒になったシリアル類を利用するといいでしょう。

またこの度はタイプな激しい瞬発的な運動は向きません。無理は禁物です。

<食べ物>

気を効果的に補う食べ物としては、きのこ類がおすすめです。マイタケ、シイタケ、シメジなどのきのこを入れた炊き込みご飯、リゾット、きのこスパゲティなどは、主食も一緒に食べられます。またみそ汁の具に入れるとよいでしょう。

<ツボマッサージ>

「足三里」を手で揉む、軽く押す

足のすねの外側にあり、膝関節から指4本分下がったところにあるツボ。

消化吸収や新陳代謝を高め、気を補います。

指でツーンとするくらい押して刺激をする。

<これはやっちゃダメ!>

気虚に人に睡眠不足は厳禁。気を補うためには十分な睡眠が必要です。最低8時間はとるようにましょう。また気力だけで根をつめて、物事をすると体がついていかず、より疲労感が強くなります。過労を避けて、仕事はできるだけ分散しましょう。また激しい運動は不向きなので注意。

生理でわかる! あなたの体質 タイプ別体質改善アドバイス ③

血が足りない

「血虚【けっきょ】」タイプ

<症状>

・生理が大幅に遅れる

・生理の経血量が少ない

・貧血になりやすく、めまいが起こりやすい

・肌が荒れやすい、顔色が悪い、小ジワが気になる

・髪にツヤがなく、枝毛になりやすい

 

<生理のリズム>

・量は少なめ

・短めか、以前より短くなっている

・生理周期は大幅に遅れる

・経血の色は、ピンク色に近い薄い赤色、水っぽくサラッとしている

 

ポイント

・生理中は、血を補う食事で消耗を防ぐ。夜ふかしを避ける。

 

<生活習慣・運動>

生理中から生理後にかけて1週間ほどは出血による消耗が激しいので、この時期集中してカラダにいいことを行うのが不可欠です。睡眠をしっかりとって、血を補う食事を心掛けましょう。また脳を使うことが血を消耗させるので、この時期はあまり頭を使いすぎたり、夜遅くまでまで仕事や勉強などをしないように。

 

<食べ物>

生理中は血を補う食事とるようにします。中国の女性は生理中の食事に気を使うよう、親から言われて育つとか。血を補う食べ物は、ナツメ、プルーン、ブルーベリー、イチジクや、くるみ、松の実、ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類、くこの実など。あるいは黒ゴマ、黒豆、ひじきなど色の濃いもの、レバーやニラなどもいいでしょう。ナツメやくこの実、くるみ、松の実などをもち米に混ぜ、普通に炊飯器で炊いた「八宝飯」はおいしくておすすめです。

 

<ツボマッサージ>

「三陰交」を手で揉む、軽く押す

足の内くるぶしの一番高い所から上に、指4本上がった骨(脛骨)の際にあるツボ。

ここを親指で揉んだり、軽く押したりして刺激する。血を補い、血行もよくなります。

 

<これはやっちゃダメ!>

夜中に起きていると血を消耗するので、遅寝はタブー。できるだけ12時までには寝るようにしましょう。このタイプの人はたくさん眠っても、夜中起きているのではカラダが休まりません。また目を使うことも血を消耗させます。パソコンやスマホを長時間使ったり、テレビを観すぎないようにしましょう。

生理でわかる! あなたの体質 タイプ別体質改善アドバイス ②

気が滞った

「気滞【きたい】」タイプ

<症状>

・生理前のむくみ、イライラ、落ち込みが激しい

・生理周期が不安定

・お腹が張って、ゲップ、おならがよく出る

・ストレスが溜まりやすい、ストレスに弱い

 

<生理のリズム>

・量は普通

・4~5日くらいで終わる

・生理周期は早かったり、遅かったりで不安定

 

ポイント

・香りを上手に使ってストレス解消。不規則な生活を避けて。

 

<生活習慣・運動>

ストレスがあると気の流れが悪くなるので、普段から呼吸法でリラックスを促しましょう。できるだけ深く吸い込み、ゆっくり吐き出す。これを繰り返すことで、気の流れがよくなります。気持ちのいいことを静かに想像したり、絵を描く、楽器をするなど好きなことを集中するのも、ストレス解消になります。香りを使ってリラックスするのもおすすめ。台所で使ったみかんやレモンなどの柑橘類の皮をとっておき、袋や皿に入れて寝室に置いたり、お風呂に浮かべて香りの入浴を楽しみましょう。

 

<食べ物>

香りのある食べ物がストレス解消に役立ちます。シソや三つ葉、クレソン、春菊などを積極的に料理に使いましょう。またペパーミントやローズマリー、タイムなどのハーブも上手に利用して、料理に使うだけでなく、お茶にして香りを楽しんだり、お風呂に入れてもいいでしょう。

 

<ツボマッサージ>

「膻中」をなでおろす

左右の乳首の真ん中、胸の中央にあるツボ。気を整える働きがあります。親指以外の3本指で、なでおろすようにすることで気の流れが整い、リラックスできます。

 

<これはやっちゃダメ!>

不規則な生活は気の流れを悪くします。一定の決まった時間帯に寝て起きることが大事です。極端に忙しいときと暇なときとの差が激しい生活もまた、ストレスになって気滞を悪化させます。なるべく根をつめず、ペースを保つ生活を心掛けましょう。また他の人よりストレスに弱いので、ストレスを溜めないこと。上手に気分転換して、その日のストレスは、その日のうちに解消することを心掛けましょう。