寒がりの
「寒邪【かんじゃ】」タイプ
<症状>
・生理痛が激しい
・お腹や腰まわりの冷えが気になる
・冷えると足がだるくなり浮腫みやすい、関節が痛む
・寒い日に体調が悪くなる
<生理のリズム>
・量は多め
・7日以上だらだら続く
・生理周期は遅れぎみ
・経血の色は、黒っぽい赤色。レバー状の塊がある。
ポイント
・生理中の冷えは大敵。体を温める食べ物を摂りましょう
<生活習慣・運動>
生理中は、普段より体が冷えやすく、寒邪が悪化しやすくなります。この時期には注意して体を冷さないように工夫しましょう。特に冷えやすい下半身をしっかりガードしてください。上半身だけ厚着してもあまり効果はありません。寒邪タイプに人はできれば生理中はスカートをやめてパンツスタイルにしましょう。また体を温めるツボが集中している尾てい骨あたりや下腹部に使い捨てカイロを貼って、温めるのも効果的。入浴時には、ぬるめのお湯にゆっくりつかって、体の芯まで温めましょう。
<食べ物>
唐辛子、しょうが、ねぎ、にんにく、ニラなど体を温める食べ物を普段の食事に上手く利用しましょう。そうめんや冷ややっこには、こうした薬味を必ず添えて体を冷さないように工夫しましょう。黒砂糖も体を温める働きがあるので、料理に使う砂糖を黒砂糖に替えるのもいいでしょう。また紅茶やシナモンも体を温めるのでシナモンミルクティーにして飲むのもおすすめです。
<ツボマッサージ>
「腎兪」にカイロを貼ったり、シャワーを当てて温める
背面のおへその高さにあり、背骨の両横にある筋肉の盛り上がった所にあるツボ

腰に使い捨てカイロを貼ったり、シャワーを当てて温めて冷えを取りましょう。
<これはやっちゃダメ!>
生理中の冷たいものは厳禁。寒邪をひどくしてしまいます。夏でも特に冷えの入りやすい生理中には生野菜や冷たいジュースや飲み物は控えましょう。また素足にミニスカートなど、足や腰などを冷す服装はもってのほか。冬の寒さだけでなく、夏場の冷房の冷えにも注意してください。スカーフや膝掛けなどを使って冷えから体を守りましょう。